感謝する気持ち
今日のアンジュ
こんにちは、 通関士の村田 博史です。
最近、感激したことがあったのでブログに残そうと思います。
小野小町が詠んだ有名な和歌に
「はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに」 があります。
現代意訳にすると
「桜に降る長雨をぼんやりと眺めていたら、いつの間にか桜の花の色もすっかり色あせてしまいました。」 となるようです。
歌意は 桜に降る長雨を眺め、むなしく恋の思いにふけっている間に私の容姿もすっかり衰えてしまいましたよ。 と色あせた桜の花に老いた自分の姿を重ねたとして
桜の花を喩えに、小野小町が在原業平への恋心を巧みに表現している和歌だと言われていますね。
横浜は先週の金曜日に桜が満開になり、見頃を迎えています。
(奥の空き地に大きなホテルが建つようですので、ここからランドマークタワーが見れるのは
今年で最期のようです。 4/7(金)撮影)
先程の小野小町の和歌ですが、あるお客様から仕事のお礼として頂いた
長岡京 小倉山荘という京都のお菓子(揚げ煎餅)に書かれてありました。
百人一首を題材にしたお菓子なのですが、先程の和歌がしおりになっていて裏面には
このたびは有り難くも一期一会のご縁を賜り心より厚く御礼申し上げます。
物質偏重の価値観を見直し、物と心が融和した真の人の道について
またお菓子のあるべき姿について求め続けてまいりたく存じますとも。
こちらは仕事で行っただけの案件なのですが、その仕事に対してお客様より頂いたこのお礼の品が
自分が忘れかけていた大事なものを思い出させてくれたように思います。
このようなことばかり考えていました
・お金を支払っている客の立場だから当然、下請け業者さんは多少無茶ぐらい聞いてもらえるだろう
・仕事なのだから、下請け業者さんや協力会社さんがやるのは当然のことだろう。
・お客様からの依頼だけど、なるべく手間がかかる仕事は受注したくないなぁ・・・。
・忙しいから電話よりもメールで連絡してきて欲しいなぁ・・・・
しかし、ビジネスとは言うものの下請け業者さんなどに対して「感謝する気持ち」が欠けてしまうと
良い付き合いが出来るのだろうか?
「一期一会」の気持ちを持ってお客様と接していただろうか?
やっつけ仕事になっていたんじゃないか??
小野小町の和歌のようにぼんやりと眺めていて、気付かないうちに色あせてしまってはいけない
「相手に感謝する」気持ち・「一期一会」の気持ちをもってお客様に接すること。
最近、忙しくバタバタすることが多くて忘れかけていましたが
このお礼の品と感謝の気持ちが記された直筆のお手紙を頂いたことで改めて気付かせてくれました。
お礼とお手紙を頂きましたお客様、 本当に有難うございました。
感謝します。
それでは、また
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