海上コンテナに魅せられて
今日のアンジュ
こんにちは、通関士の村田博史です。
法令順守ばかりをお伝えしても堅苦しいので
今日は海上コンテナの話題を。
皆さんは海上コンテナはご存知ですよね?
これです。
1966年からコンテナ船が運航されて50年が経ち、今や海上コンテナが貿易の主流に
なっていますが全く代わり映えしない規格なんですよね。
コレ、世界共通の規格サイズなのでそう簡単には代わりようがないのでしょう。
天井が空いていたりと色んなコンテナのバリエーションはあるのですが・・・。
どのようなバリエーションがあるかはウィキペディアの「コンテナ」で非常に詳しく
紹介されていますね。
ほんと、ウィキペディアの情報って凄いなぁ~ って感心します。
日本が海上コンテナを取り入れたのが翌年の1967年からなので、コンテナ船が航行して
早くから港湾を整備して導入しているようですね。
海上コンテナは世界共通の規格なので、コンテナナンバーもある法則で管理されているようです。
全ての海上コンテナには「4つの英字」と「7桁の数字」のコンテナナンバーが付いています。
例)AAAU123456 7
コンテナナンバーの仕組みを解説すると以下の通りです。
・最初の英字3文字 AAAはオーナーコード(コンテナの所有者)
・残りの英文字 Uは貨物コンテナという意味です。 ほとんどのコンテナがUになっています。
・6桁の数字 123456はシリアルナンバー(製造番号)になります。
・7桁目 最後の数字 7はチェックデジットといって識別番号になります。
この番号によって海上コンテナが迷子にならずに、指定倉庫へ納入されて
貨物を取り出した後、中身が空のコンテナを返却するまで管理されているのです。
世界中を旅するコンテナを「4つの英字」と「7桁の数字」で間違わずに海外の指定倉庫へ
到着する仕組みを50年前に考えた人はスゴイですよね。
トータル9個のコード番号での組み合わせは1億通り以上になりそうです。
(アルファベットを含むので正確には計算してません・・・)
そういえば、日本国内の郵便物も郵便番号である程度の住所までを管理していたり、
宅配便などは送り状番号を入力することで貨物を追跡することが可能になっています。
50年経った今もバリバリ現役で活躍している海上コンテナですが
もっと便利な機能の付いた海上コンテナが出現してもイイのになぁ~って思っているんです。
例えば、海上コンテナに貨物の重さが表示される機能なんて付いていたら
偏荷重になっていないか 重量超過していないかを確認できて便利なんだけどね。
あと、シースルーまではいかないけど貨物のシルエットで海上コンテナの中の状態が
判ったら荷崩れしていないかを確認出来たりしますよね。
(貨物のシルエットが見えると盗難される原因になる恐れはありますが・・・。)
などなど。
以上、
50年経っても仕組みが代わらず、世界共通の規格になっている海上コンテナのお話しでした。
それでは、また
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