輸出貿易額 6カ月連続増加
今日のアンジュ
こんにちは 通関士の村田 博史です。
5月の輸出入額の速報が発表されました。
輸出額は6カ月連続で増加しているとの報道で
自動車関連・鉄鋼・船舶の輸出が好調とのこと。
仕向け国は中東以外の輸出額が全て増加しています。
神戸・大阪・名古屋港が10%以上 輸出額が増えています。
5月の輸出増加の主な品目として
・自動車 8%増(主に欧米向け)
・鉄鋼 20%増(主にアジア向け)
・船舶 42%増(主に欧州向け)
それ以外はスマートフォン需要拡大をうけ、半導体・液晶デバイスが
輸出額を押し上げているようです。
5月は大型連休中に生産が止まり輸出が伸びず、赤字になる例が多いと
財務省は指摘していますが今年は輸出額が過去3番目の大きさとのことで
世界経済の底堅さが数字で現れています。
但し、貿易赤字(輸出額から輸入額を差し引いた収支)は2034億円となり
4か月ぶりの赤字になったようです。
欧米・アジア向けの貨物がけん引して輸出額は14.9%増えたようですが
資源価格の上昇でエネルギー(原油・天然ガス・LPG)の輸入額が3倍近く増えて
輸入額も17.8% 増えたようです。
輸出額が増えることは港湾が活性されるので通関業者にとっては
フォローの風が吹いており、今後も増加傾向になればと祈っています。
それでは、また
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