TPP11 交渉の行方


今日のアンジュ

少し不機嫌ですね・・・・。


でも、散歩しているワンコを見つけたとたんに

機嫌が直ったようです。



こんにちは 通関士の村田 博史です。


今日の日本経済新聞の朝刊では TPPをアメリカ抜きの参加11か国で発効させる交渉が

来週から始まるとのこと。

11か国なので 「TPP11」になるみたいですね。

日本が主体で交渉を進めていくようですが、アメリカ抜きで日本にメリットがあるのか疑問です。

全世界のなかで「TPP11」のGDPが占める割合は12.9%で 貿易総額は14.9%にも

なるようです。


「TPP11」の11か国を紹介すると

チリ・ペルー・メキシコ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・ブルネイ・

ベトナム・シンガポール・マレーシア・日本 になります。

環太平洋経済連携協定ですから、太平洋を囲んだ国々で経済連携しましょうよ ってことですね。


日本は既にEPA(Economic Partnership Agreement:経済連携協定)を2国間で

発効済みの国が「TPP11」のなかにあります。

(日本の経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)の状況)  外務省ホームページより↓

中国を牽制する意味合いでも「TPP11」の発効を実現させたいとの記事を見かけましたが

中国を牽制するのではなく逆に中国と2国間協定を結んだほうが日本にとってメリットが大きいように感じています。

通関業務を携わっていると、中国との物量が一番多いと実感しているのです。


アメリカ抜きの「TPP11」の発効よりも、日中EPA もしくは日中韓FTAの発効が日本にとってのメリットは大きいのではないでしょうか?

2015年に既に中国と韓国との間ではFTA(自由貿易協定)は発効されているのだから

現在交渉中の日中韓FTAを早くまとめて欲しいと思っています。



外務省の情報では平成25年2月から現在までに日中韓FTAは12回も交渉しているみたいですけど

話し合いは進んでいるのでしょうか?


「TPP11」の発効が出来たとしても

日本が主体となって自由で公正な貿易・投資のルールをつくれるかがポイントになるのでしょうね。



それでは また

アンジュ観察記

白ペキニーズのアンジュです。 通関のお仕事を中心にワタシの身の回りに起きたことをお知らせしますね。 通関業者ムラロジのキャラクターになれるように頑張りますので応援してください。

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