船荷証券(B/L) ②

皆さま、こんにちは! 不安定な天気が続いてるね・・今朝は強風でお散歩は中止になっちゃった・・。ノミダニ予防のお薬をしてもらったから皮膚の赤みもなくなって快適です♪


前回、B/Lが輸出貨物の所有権になると説明したけれど、その先の手続きを一緒に勉強しようね。

船会社から発行してもらったB/Lを輸入者に渡してあげないと貨物が引き取れない。

通常は”貨物の決済(売値)”が完了してから送付しないと、未入金での貨物引き取りのリスクが発生

しますので要注意ですよ!

決済の方法は、銀行経由の決済(L/C等)と送金(T/T)決済がありますが、ここではB/Lが輸入者へ渡る手続きの方法を説明しますね。

B/Lは通常3部の原本が発行されます。

輸入者が貨物を引き取るために必要な方法は、下記のいずれかになります!


①指定されている部数(通常原本3部)を銀行経由(L/C)で受け取る場合。

---> 時間を要する可能性があるので、銀行に保証状を発行依頼して受け取る事もできます。


②原本1部を貨物引き取り用に送付してもらう場合。

---> 有価証券であるのは変わりは無いので、輸出者の白地裏書が必須です。


③輸出側でB/L発行された部数の原本を「元地回収(surrendered B/L)」される場合。

---> 発行されたB/Lをすべて船会社で回収されることです。その時点で有価証券の役割は消滅します。

船会社間で確認取れ次第、貨物が受け取れるようになります。


④輸出側でweybill(non-negotiable B/L=有価証券にならないB/L)の場合。

---> 元々、原本を発行しない方法です。欧米では流通してますが、有価証券を回収という意味合いは

ありませんが、surrendered B/Lと同様の扱いです。船会社間で確認が取れ次第貨物が引き取れます。


近年、航海日数が短縮されているので、どの方法で貨物を受け取るか判断も難しいですね。。

貨物が到着してから受け取るまでの保管料も一定期間を過ぎると発生します。(港によって異なります)


うーん。要は支払いを確約する事で輸出者と輸入者間の信頼関係を築き上げるのが大切ことだよね。。。。

巷で”〇〇詐欺”とかよく言ってるけれど、、ちゃんとしないと!!


ワタシは”騙す”っていう発想がもともと無いんだよね。ワンコだからいつもパパやママ信頼してるよ~(^-^)


ではまたねー。



アンジュ観察記

白ペキニーズのアンジュです。 通関のお仕事を中心にワタシの身の回りに起きたことをお知らせしますね。 通関業者ムラロジのキャラクターになれるように頑張りますので応援してください。

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